「会計学」がきっと好きになれる一冊

『はじめて出会う会計学』

川本淳ほか著
有斐閣(2009年)


♣♣♣

楽しい会話とわかりやすい事例のコラボレーション

学生:「会計ってビジネスで役に立つと思うので、今度、授業を取ろうと思うのですが?」
教員:「どう役に立つと思っているのかな?」
学生:「それがあまりピンと来ないのです。会計をしない企業はないと思うので、重要なのは間違いないはずなんですが」…

こんな会話で始まる『はじめて出会う会計学』。楽しくやさしい会話から、わかりやすい事例、それからベーシック知識、アドバンス理論へと展開していく。会計学の初心者にはやさしい構成である。さらに、所々、著者はコーラムとヒストリーを挟む。例えば、あるコーラムでは、こんな一言がある。「俺、会社で少し経理の仕事に携わったことがあるけど、会計って、ようするに、羊羹をどう切るかって話だよな」と。「羊羹切り」か。まさしく「期間損益計算」のことである。強く印象に残る比喩だ。

・会計は成績である。
・会計は配分である。
・会計はルールである。

この本を読み終わったとき、きっとこの三点は、しっかりと脳に刻みつけられるだろう。この三点こそ、会計学の真骨頂である。


2013年5月
ビジネス実務学科 専任講師 劉博

一般図書
[請求記号:336.9/K]

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