後味ほっこりの、しつけ絵本

『ごめんやさい』

わたなべあや絵 ; 窪田愛文・企画編集
ひかりのくに(2013年)


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対象年齢2歳からの、かわいい野菜たちが主人公の絵本です。この作品はシリーズ化されていて、“しつけ”について描かれています。とは言っても上から目線ではなく、こどもの気持ちに沿っていて、ユーモアもあるので後味はほっこりです。

今作は題名からも分かるように、テーマは謝ることです。子どもでも大人でもそうですが、「ありがとう」より「ごめんなさい」の方が言いにくいものです。わざとやったのではない場合は特にそうです。でも読んでみると、意地悪したわけでなくてもちゃんと謝った方がいいな、という気持ちになることでしょう。「いーいーよー」と、許してくれるシーンはやさしい気持ちになれます。「ごめんやさい」というのはダジャレですが、時々使ってみたくなります。絵もいろいろと工夫が凝らされていて、何度でも楽しめます。

実習に持っていけば園児にうけると思いますし、身近に子どもさんがいるならぜひ読んであげてください。その子の親御さんが興味を示すのではないでしょうか。

『おやさいシリーズ』は他にも、着脱やお風呂を嫌がる子にオススメの『すっぽんぽーん』、育児の悩みの一つ“ねかしつけ”にぴったりの『おやすみやさい』、毎日の「おはよう」が楽しく元気にできるようになる『おはようサラダ』、イヤな片付けが段々楽しくなってくる『かたづけやさーい』、ありがとうの気持ちを教えるのにピッタリの絵本『ありがとまと』があり、今後も増えていく予定だそうです。


2016年1月
こども学科 准教授 木谷安憲

絵本
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