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]]>野村 恵里 著
中央法規出版(2017年)
(こども学科 齊藤 淳子 准教授 推薦図書)
私がアンガーコントロールという言葉を知ったのは、中学校の教員として勤務し、特別支援学級の担任をしていた時です。ADHDとLDの診断をされている生徒と感音声難聴と広汎性発達障害の診断をされている生徒、2人の担任をすることが決まり、どのような自立活動を取り入れるべきかと悩み、いろいろな文献を探していた時に見つけた方法がアンガーコントロールです。今はアンガーマネジメントという方が多く、私が初めてアンガーコントロールについて調べ始めた時よりも「怒りのコントロール」に関する書籍がたくさん出版されています。
今回、紹介するこの本は、「保育者ための」とタイトルにもあるように、保育者に焦点を当てたアンガーマネジメント入門です。
保育の現場では、どうしても「叱る」という場面に遭遇します。ここで気を付けて欲しいことは、「叱る」であって「怒る」ではありません。みなさんも何かまずいことをしてしまった時に「叱られた」というよりも「怒られた」と言ってしまうことの方が多いのではないでしょうか。
仕事をするようになると、忙しくてイライラしてしまうこともあるでしょう。イライラしている時に、子ども達が間違った行動をしてしまったとしたら?きっとイライラをぶちまけるように「怒って」しまうこともあるかもしれません。別の場面では、理不尽に「怒って」しまうこともあるかもしれません。そうならずに質の高い保育を目指すためには、感情を理解し、怒りをコントロールするスキルを身に付けることも必要です。この本には、保育者がやってはいけない「怒り方」についても触れられています。この本を読んだからといって、すぐに怒りをコントロールできるようになるわけではないと思いますが、これから保育や教育現場に入っていくみなさんにはぜひ知っておいてもらいたいことがつまった1冊です。
この本は1つのセクションが見開きで書かれていて、イラスト付きでとても読みやすいです。また、「怒り」の自己診断ができたり、上手な伝え方のテクニックについて事例をもとに挙げられていたり、保護者や上司、部下と関わるためのトレーニングが紹介されていたり、一人でもできるワークがついていたりもするため、実践もしやすいです。
ぜひ、一度手に取って読んでみてください。
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]]>石井 裕之 著
祥伝社(2010年)
(ビジネス実務学科 平澤 純子 教授 推薦図書)
自分のことを「ダメだなぁ」と思ったこと、ありますよね。ない方はここでさよならです。私はタイトルを見てこの本を即買いました。
この本のスリッパの話というのは、引きこもりになってしまって数年経つ男性が半年後には営業の仕事で売りに売って、仕事で出会った女性と婚約するまでに激変するというものです(33-45頁)。
この本はポケットサイズの文庫本で、お値段は552円+税です。サイズも価格も負担にならないと思いますが、読書が苦手な方は、気になるところだけつまみ食いしてもいいと思いますよ。
「就職活動、何もやっていない」「資格の勉強をやらなくちゃいけないのに、やっていない」等々の理由で自分のことを「ダメだなぁ」と思っていると話す学生さんは多いです。同じ経験を何度もしてきた私は「あるある」と思いながらお話を聞き、聞いてくれそうな場合にはこの本のスリッパのお話を紹介してきました。少なくとも100人には紹介してきたと思います。
目的を達成するために、できることからやる。引きこもって自堕落な生活を送っていた男性にとっては、トイレから出るときにスリッパを必ず揃えるという著者との約束を1週間守れたことが転機になりました。毎週少しずつ約束のハードルを上げていったのです。それにしてもスリッパを揃えるところから始めて半年でそんなに変わるの、と思いませんか。私はそう思いました。人の潜在意識は0.1ミリの紙を重ねるがごとく成長するのではなく、折るがごとく倍々ゲームで成長し、0.1ミリは1日目に0.2ミリ、2日目に0.4ミリ、3日目に0.8ミリ……になると著者は言います。30日目には107キロになる計算です。
そうかもと思えてきた素直なあなたに大事なことを言います。最初の数日の「これっぽっち」の変化に素直に喜びを感じることが必要であり、「最初にこそ、無理やりにでも希望を持つ心の強さが必要」(43頁)なのだそうです。「これっぽっち」の変化を喜ぶことに強さが必要だと、私はこの本に教えてもらいました。自分のことを「ダメだなぁ」と思っている方には、他にも気づきがあると思いますよ。パラパラめくってみてください。
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]]>The post 【企画展示】「フランス」を学ぶ~郷土・文化から読み解く~(R5.12/1~R6.3/1) first appeared on 埼玉学園大学・川口短期大学 情報メディアセンター.
]]>令和5年度第4回目の展示テーマは…
「フランス」を学ぶ~郷土・文化から読み解く~です。
来年、令和6(2024)年に開催されるパリ五輪の開催国「フランス」。
有名な世界遺産も多く、観光地としても大変人気です。
また、食・ファッションなどの文化は、日本の流行にも大きな影響を与えています。
多民族国家としても知られるフランスの郷土や歴史・文化について、
日本との差異や共通点を学び、見聞をさらに広げてみましょう!
展示資料はコチラ★
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]]>The post データ検索講習会を開催しました first appeared on 埼玉学園大学・川口短期大学 情報メディアセンター.
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11月6日から11月22日にかけて実施し、埼玉学園大学・川口短期大学の学生・教職員 計116名(のべ人数)が、データベースの操作・検索方法を学びました。
【参加者からの感想】
今後も様々な情報収集をする上で、これらのデータベースを役立ててください。
わからないことがあれば、情報メディアセンターの職員にお気軽にお声かけください。
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【内容】
生成AIを活用して、業務の効率化につなげようというのが、本書の目的である。その方法を基礎から事例を含めて解説している。インターネットにより「情報の共有化」が進んだが、生成AIによって「知識の共有化」が進む。
本書の狙いは、以下の通りである。
(1)生成 AI を正しく理解すること。(日進月歩なので、適用範囲がどんどん拡大している)
(2)生成 AI を活用して、業務効率化を図ること。情報収集活動は、生成 AI を活用し、人は創造的な仕事や知的作業を増やし、人とのコミュニケーションを取る時間を増やすことができる。
【書誌情報】
著者:森 雅俊(経済経営学部 経済経営学科 教授)
ISBN:978-4-434-32912-8
出版社:青山ライフ出版
体裁:A5判 247p
定価:1,500円+税
発行:2023年10月23日
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]]>The post 学外利用者の方へ〔利用再開のお知らせ〕 first appeared on 埼玉学園大学・川口短期大学 情報メディアセンター.
]]>利用にあたっては、利用者登録が必要となります。
詳細は、こちらをご確認ください。
また、開館時間の詳細については、こちらをご覧ください。
※今後の状況により変更が生じる場合があります。予めご了承ください。
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]]>The post もやもやした心の病をすっきり科学的に解明する first appeared on 埼玉学園大学・川口短期大学 情報メディアセンター.
]]>林(高木)朗子, 加藤忠史 編
講談社(2023年)
(心理学科 安崎 文子 教授 推薦図書)
心の病について、ニューロンや遺伝子の観点から解明しようとした本である。この分野の書物は一般に非常に難解だが、本書はブルーバックスでもあり比較的読みやすい。
心の病は、実際は脳の中で起こっている問題である。精神神経科は、病気の解明に脳のニューロンや遺伝子についての研究へと進んでいる。しかし、ストレスや不適応にしても、とても曖昧な理解のままである。そして、これは新入生の学生だけではなくて、一般人についていえることだが、「心の病」を単なる気持ちの持ち方と勘違いしている者も多い。この曖昧さについて、私はより科学的に理解したいという願いを常に持っていた。最も肝心な点は、原因や機序がわかることで、治療方法も解明できるかもしれないからである。
例えば、ストレスは必要か不必要か。全くないのも良くないと、しばしば曖昧な表現が使われている。実際、短期間のストレスではニューロンの樹状突起は増えるが、慢性的に続くと脳は萎縮する。これは何故か。急性ストレスでドーパミンを放出するニューロンが活性化して、樹状突起が増えるからである。しかし、 1日10分でも数か月にわたりストレスを受けるとダメージ関連分子が発生する。すると、脳内の異物を排除する免疫に関わるグリア細胞が活性化してダメージ関連分子を排除するが、このとき脳内の炎症も起き、樹状突起も退縮しうつ病となる。グリア細胞はとても重要で、脳内の免疫や栄養補給など非常に重要な役割を持っている。ちなみに、脳腫瘍は、グリア細胞の細胞分裂の際、DNA複製過程でのミスコピーで起きたものでもある。グリア細胞の働きは活発なのである。
「レジリエンス」とはストレスに対する強い抵抗性だが、レジリエンスも不可思議である。ストレスに対する強い抵抗性のある遺伝子が働いている群があるようである。こうした抵抗性についても更に研究がすすみ、皆がタフネスを持てるよう進化することを希望している。
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今回の講習会では、以下のデータベースの検索方法を学ぶことができます。
[タップで拡大]
The post 「データ検索講習会」を開催します【終了しました】 first appeared on 埼玉学園大学・川口短期大学 情報メディアセンター.
]]>The post 【企画展示】「金融リテラシーを身につけよう」(R5.10/2~11/30) first appeared on 埼玉学園大学・川口短期大学 情報メディアセンター.
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令和5年度第3回目の展示テーマは…
《金融リテラシーを身につけよう》です。
私たちは、毎日の生活の中で、「モノやサービスを買う」「給料を受け取る」「お金を貯める」など、様々な形でお金に関わって暮らしており、令和6年1月からは新しいNISA制度も始まります。
この機会に、私たちが社会の中で経済的に自立し、より良い生活を送っていくために必要なお金に関する知識や判断力=「金融リテラシー」を身につけてみましょう!
展示資料はコチラ★
【関連サイト】
◆金融庁Webサイト:基礎から学べる金融ガイド
◆政府広報オンライン:「金融リテラシー」って何? 最低限身に付けておきたいお金の知識と判断力
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]]>The post 社会人として生きていくための本です first appeared on 埼玉学園大学・川口短期大学 情報メディアセンター.
]]>岩瀬大輔 著
ダイヤモンド社(2011年)
(経済経営学科 佐藤 正勝 教授 推薦図書)
社会人になったら、身に付けるべきことは、沢山ある。特に、心の持ち方、仕事の処理の仕方、周りの人々との関係などである。大学に入学したら、すぐその準備を始めよう。本書の内容は、例えば次のようなものであり、その準備にぴったりである。
『その1:何があっても遅刻はするな』
授業に、ちょくちょく遅刻や欠席をする学生がいる。しかし、社会人でこれをやってはいけない。なぜなら、「だらしないイメージを植え付けると、周囲からの信頼を得られず、チャンスをもらえず、自分の能力を発揮する機会を自ら放棄することになる」からである。
『その2:仕事は復習がすべて』
授業内容について、復習をしない学生がいる。しかし、びっくりするなかれ、復習は社会人になってからも、特に必要である。まず、仕事中にメモを書き、読み返して復習することによって、学びや気づきを「定着」させることができる。次に、この定着という作業の積み重ねによって、自分のスキルが蓄積していく。スキルを沢山身に付ければ付けるほど、強い人間になることができる。なぜなら、転職等があっても、そのスキルを新しい職場で発揮することで生きていけるからである。
『その3:新聞は2紙以上、紙で読め』
現代の学生は、新聞を読まない。ネットで簡単に、見ることができるからである。しかし、ネットでは、通常興味のあるものを中心に見る。しかし、新聞には、自分に興味のないものも、載っている。これが大事である。世の中では何が起こっているのか、広く知ることができるからである。例えば、仕事の相手方の興味は、自分とは異なる。仕事相手と信頼関係を築くには、自分の興味以外のものも知っておき、相手の心に食い込み、取引を成功に導くことが可能となる。
学生必読の書である。
The post 社会人として生きていくための本です first appeared on 埼玉学園大学・川口短期大学 情報メディアセンター.
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